座骨神経痛
座骨神経痛と呼ばれるものにも
整体にて改善するものがあります。
一般的に座骨神経痛の原因としてヘルニアや
梨状筋症候群(座骨神経の出口で筋肉によって圧迫を受ける)
などによりしびれが出ると言われています。
この様な症状をお持ちの方はまず力が入るか、
筋肉がやせて萎縮していないか排尿や排便が
わかりにくくないかなどの症状を確認します。
これらが著明にあればまずは整形外科に行った方がいいでしょう。
ところがしびれはあるがその他の症状はそれほどでもなく、
しびれも膝から下だけという場合などは
関節のズレから来ていることがあるので
整体にて改善が期待できます。
具体的には膝から下を下腿(かたい)と呼びますが
この外側に腓骨という骨があります。
この骨の一番上は膝の外側で横に飛び出しているところです。
下は足首の外側で「そとくるぶし」と呼ばれる所です。
整形外科ではあまり重要視されない骨ですが
整体では非常に大切な骨です。
この骨が上下、前後にずれたり横に飛び出したりすると
しびれなどの症状を引き起こすことがあります。
そのズレはどうやって診れば良いのかと言いますと、
例えば一例として
①アキレス腱からふくらはぎにかけて筋肉が固くなっていないか。
②腓骨の一番下(そとくるぶし)を押してみて痛みが無いか。
などを診ます。
これらの症状があれば腓骨が下に下がっていることがあります。
実際にみるときにはもっと細かく色々な方向について検査します。
これを修正してやればいいのです。
ではその修正方法はと言いますと
これも一例の紹介になるのですが
簡単にできる方法として
痛みのある足と同側の手の
小指の第2関節(指先から2番目の関節)の
外側を軽く指で押します。
軽くです!
押さえる方向はやや指先に向けてです。
10〜30秒
そうすると下がっていた腓骨が元に修正されてきます。
その後「そとくるぶし」の痛みやふくらはぎの硬さを診ます。
残っていればさらに何回か行います。
手の指を押さえてなぜ腓骨が調整されるの?と
思われるかもしれませんが、一度試してみて下さい。
人間の体の不思議さに驚かれると思います。
また腓骨が整うと「足がつる」のも楽になったりします。