←具体的な治療方法にもどる

脊柱管狭窄症

先日「脊柱管狭窄症」という病気の方を
みる機会がありました。

脊柱管狭窄症」という病気は脳から出ている脊髄が
背骨の中で圧迫を受けて、筋力低下やしびれ・痛み、
歩行障害などを生ずるものです。

この方は膝から下がしびれて常にピリピリしている状態でした。
足の先を少しでも触るとピリピリが強くなり
我慢できなくなるそうです。

また足に力が入りにくく家の中は伝い歩きや
歩行器を使用しています。

初めに一通り検査をさせてもらいました。

膝から下にしびれが強いと言うことだったので、
座骨神経痛」のページにも書いているように
腓骨や足の骨がゆがんでいないか丁寧にみました。

そうするとその辺の骨がざまざまな方向にズレていました。

そこでこれらの修正を行いました。

この方は「骨粗鬆症」という骨がすかすかになる
症状もあったので直接骨を動かすのではなく、
手の反射点を利用して修正を行いました。

使った反射点は手の小指の第2関節(爪から2番目の関節)付近です。
ここを軽〜く触れます。
あとは同じ小指の爪と第1関節の間を少しこすります。

これによって腓骨や足の舟状骨などを修正しました。

そうしてしばらくするとこの方が
しびれが軽くなって来たと言われました。

一度で全部なくなったわけではありませんが、
3〜5割程度軽くなったみたいです。

そのあとは弱っている筋肉の力をつける体操と
自主トレーニングの方法や歩く練習を行ないました。

トイレに行くときに行きやすくなったと言ってもらえました。

こういう時が治療をしていて、本当に良かったな〜、うれしいな〜と思う瞬間です。

この様に骨ゆがみを正すと症状が軽くなることがあります。