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膝痛の見方

  • 膝の評価

膝の痛みをみるときはまず足首にズレがないかみておきます。
足に問題がある場合は先にそちらを修正してから
膝に入ります。
ここでは足首は問題ないとしてみていきましょう。

膝は3方向にずれることがあるのでそれぞれみていきます。

1.内と外のネジレのみかた

膝痛のみかた
まず、膝の真ん中に膝蓋骨(しつがいこつ)という丸いお皿の形をした骨があります。そこから足首に向かって伸びている骨が脛骨(けいこつ)という骨です。
俗に弁慶の泣き所と呼ばれているところです。
この脛骨の中心が膝蓋骨のどこを通っているかみます。
通常は膝蓋骨の中心からやや外側にあります。
これが内にある時を「内旋」、外にある時を「外旋」といいます。
これで脛骨が内または外に回旋してネジレているのをみます。

2.内と外への側方へのズレのみかた
膝痛のみかた
膝蓋骨の下で内や外の部分を押します。
そして内が痛いときは内側にズレています。
外が痛いときは外側にズレています。

3.前後へのズレのみかた
膝痛のみかた
膝の裏を押してみます。ここが痛いときは膝が前方にズレいる。
膝蓋骨の下を押して痛いときは、後方にズレていると考えます。

  • 治療方法

1の修正の仕方(外旋している場合)
脛骨をパートナーに持ってもらって膝を曲げます。
次に内旋しながら勢いよくのばします。
簡単なネジレはこれで修正できます。

(別法)
足を投げ出して座ります。
足先を内に倒しておきます。
そして痛い膝と同じ方の手の小指内側を軽くなぜます。
一分ほどその姿勢で休む。
これで修正できているか再評価する。

2の修正方法(外側にズレている場合)
パートナーは修正する足の太股の内側を片手で持ち
もう一方の手で脛骨の外側を持ちます。
太股の手は外側に、脛骨の手は内側に向かって一気に押します。
これで修正確認します。

3の修正方法(前方にズレている場合)
寝て膝を立てます。
パートナーは膝の下を両手で前方より持って、勢いよく前方に引きます。
何度か行ない、修正できているか確認します。

あとは膝蓋骨周りをほぐします。