髪の毛を触っただけでも頭皮が痛い。神経痛のようにビリビリする
頭痛ではなく後頭部や耳の周りが触ると神経痛のように痛い
一般的に頭痛と呼ばれる頭が痛い時は頭の中や全体がズキズキと痛く感じることが多いと思います。
ところがその様な頭の中が痛い頭痛ではなくて、頭の頭皮が痛いときがあるのです。
それも頭の皮膚を触るだけでピリピリ、ビリビリと過敏に、まるで神経痛のように痛みの出ることがあります。
そして後頭部だけでなく耳の後ろや前、さらに耳の穴まで気持ち悪い感じを伴うことがあります。
そして病院に行ってもよく原因が分からないと言われたりまたは「後頭神経痛」や「三叉神経痛」という診断を受けたりすることがあります。
この場合は肩こり体操や温熱療法や薬物療法が処方されることがありありますが、なかなかｽｯｷﾘと行かない場合も多いです。
ところがこのピリピリ症状が出ている時にみなさんの体をよくよくみさせて頂くとある特徴があります。
それがこの頭皮の過敏を軽減するヒントになります。
その特徴は３つあります。
それが何かといいますと・・・・・、
１、首の前にある胸鎖乳突筋という筋肉がカチカチに硬くなっている。触ると非常に強い痛みを出す。
２、首の２番目の骨にゆがみが出ている。
３、胃腸や内臓の調子も良くない事が多い。
下痢や便秘を繰り返したり、胃の働きが思わしくない。息がしにくかったり動悸がすることがある。
この様な特徴を出している場合があります。
そしてこれらに対して
胸鎖乳突筋をゆるめたり、首の２番の骨の矯正をしたりすると・・・、
頭皮が触っただけでもピリピリして痛かったり、髪の毛をとく時に痛くてできなかったのがやり易くなったりします。
もちろん頭皮が過敏な人の全員がこれに当てはまる事はないですがこのような症状が出ている人の場合整体で調整ができる場合があるのです。
ではここからなぜ
この様な３つの症状が出ているのかについて私なりに解説させて頂きます。
少し長い文章になりますが皮膚の過敏で困っている方の参考になればと思います。
そもそもこのピリピリの時は、頭のそこに行っている皮膚の神経が過敏になっていることがあげられます。
それらの神経は
①大耳介神経 ②小後頭神経 ③大後頭神経などと呼ばれるものです。
これらの神経の多くが首の胸鎖乳突筋の中央辺りから出てきて分岐していきます。
そしてこの胸鎖乳突筋が何かの理由でカチカチに硬くなって神経に圧迫を加えるような状態が続いたとします。
そうしますとそれらが蓄積していきある時に過敏な症状として出てくる可能性があると考えられます。
ではどのようなことで胸鎖乳突筋が硬くなるかといいますと、ﾊﾟｿｺﾝのモニターなどに顔を近づけてのぞき込む姿勢などを長時間続けますと著明に硬くなります。
また体のゆがみや猫背などの不良姿勢も引き金になります。
そして首の２番目の骨がゆがむ事とピリピリする神経痛との関係です。
これらの神経は実は、実は首の２番から出ているのです。
実際臨床の現場では首の２番のゆがみはしばしばみられます。
その為２番の骨のゆがみがこれらの神経に影響を与えて過敏にしている可能性があります。
さらにもう一つ胃腸や内臓が不調になることです。
頭皮が敏感で痛いのになぜ胃腸や内臓が関係するの？
と思うでしょうがかなり密接に関係しています。
それは先ほどの胸鎖乳突筋に沿って頭から内臓に向かって「迷走神経」という内臓を動かす神経が走っているのです。
つまり胸鎖乳突筋がｶﾁｶﾁに硬くなっている方の場合この迷走神経も圧迫しますのでそちらの胃腸や内臓の働きも低下させてしまう可能性があるのですね。
そう考えると頭皮の痛みと内臓の不調が併発している方の場合は胸鎖乳突筋がこれらを引き起こしている大きな原因の一つとも考えられます。
それに加えて首の２番にゆがみがあれば胸鎖乳突筋からの緊張状態に加えてさらに痛みが出やすくなるとも考えられます。
ですので頭皮が痛い方を詳しくみさせて頂いてこの様な症状がある場合に首の骨のゆがみを矯正したり胸鎖乳突筋をゆるめる方法を行うとピリピリ感が楽になることがあるのですね。
もちろんほかの原因も考えられますが、この様なことが原因で来ている方もいると思われますのでご参考にしてくださいね。
下の動画でも分かりやすく解説していますので参考にしてくださいね。
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