Tさん 30歳 女性 和歌山県海南市

うつ病・強迫性障害で4年間引きこもり。自律神経整体で正社員として社会復帰しました!

Tさん喜びの声

私は大学卒業してから就職するまで4年ほど家にいました。
前々から精神的に病んでいましたが、異常な行動をしている所を母親に見られ精神科に通うことになりました。

見つかるまでは、自分でも異常な行動と分かっていたので隠すように過ごしていました。初めて精神科に通った時は話を聞いてもらって、薬は処方してもらいませんでした。しかし、自分自身しんどすぎて精神科に行って薬を貰いました。
病名的には、うつ病と強迫性障害でした。

その時の1日のスケジュールは、朝は7時に起きて必ず朝ごはんを食べました。
そしてたくさん歩いて図書館に行ってました(これは母親が強制的にそうしてくれました)
だた薬を飲んでいるのですごく眠たくて図書館で爆睡してました。
起きてられないくらいの睡魔がやってくるのです。

家でいる時は夕方まで頑張って耐えても、力尽きて夕方5時くらいには寝てしまいます。ひどい時は昼間ずっと寝ている時もありました。あとは頭がぼーっとしながら過ごしていました。

でも精神科に通って話を聞いてもらうことはとても楽しみでした。
病気のことはほとんど話しませんでした。日頃の出来事と少しだけスーパーに行くことが嫌とか、これに触るのが嫌とか、そういう話をしていました。ちなみに薬を飲みはじめてから激太り、異常な食欲、夜中に起きて突然立ったりドアを開け閉めしたりすごかったです。

服も入らないので、だらしない格好になり、自信喪失。いつも服を買いに行くともうワンサイズありますよって言われて傷を負う。
そうしているうちに、薬をのんでいるのもあってか料理教室に行ったりしていました。
その時は少しずつ物も触れるようになって買い物も少しずつですが出来るようになりました。

そこから日が経って、ある日先生(整体りらく亭)のところに母親が連れて行ってくれました。初めて来た時は、なんとなく良く分からずに終わりましたが、気分がだけは良かったのを覚えています。

それから通って行くうちに、私の日々の出来事をひたすら聞いてもらいながら治療を受けていました。
精神科に通いつつ、薬を飲みつつですが。ある日の事がきっかけで薬をやめました。そのきっかけは先生とは関係ないですが、前から薬を飲んでて病気そのものの症状はおさまっていましたが、副作用って辛いなとは先生と話したりしていました。

ただ自分の判断で薬をやめると大変になるので辞めないほうが良いです。大変なことになりました。自分でやめると決めたので、私に責任あるんですが、薬やめて1~2週間後にパニック症状が出て前よりひどくなってしまいました。

親子で気が狂いそうになって私が家でひきこもっている時間も長いしそろそろ進路も決めないととなり、焦りだしました。
毎日泣いて、もはや生きている意味もわからなくなって、周りの子は結婚もしていく。
順調に進んでいく周りをみて嫉妬、絶望感であふれて26歳の誕生日にお母さんに、「生まれてこんかったら良かった」って言ってしまいました。

その時は、ずっと先生に話を聞いてもらっていました。不安な事全部。治療してもらっている時は身体がどうなっているのか分かりません。でも、終わった時、なんかどっか元気になっていました。何がどう元気になったか具体的は分からなくて何となく。不安になった時いつも「大丈夫。これを先生に聞いてもらおう。解決するから」って思っていました。

そして、先生は私の事をいつも褒めてくれました。ほめてくれると自信を持って来ます。治療中は、どこが悪くて・・・こういうストレスたまってる。当たってる時もあり、そんなこと思ってないけど話していくうちに心当たりも出てきたり、いつも楽しいです。

それが何か月が続いたある日、道を歩いていたら、アルバイト求人を見て突然店の中に入り、面接をお願いしました。
タイミング良くノリと勢いに任せる事が出来たんだと思います。外に出るだけでも吐き気がするのに、面接に行って、あれこれすることが本当につかれました。

吐きそうになりながら、バイトに行く日々が始まりました。仕事中は怒鳴れつづけましたが、慣れてから辞めよう。それまで頑張ろうと思っているうちに仕事も出来るようになり、吐き気も少しずつなくなり、仲間も出来楽しくなってきました。

バイト先で最初から仲良くはなれませんでした。しかも私は引き込もっていた時期があるから人に過去何をしていたか聞かれたときは、いい感じにごまかしてウソをついていました。

引きこもってたなんて言えません。そのうちに、取りたかった資格を取ろうと思い卒業した大学で授業を受けながらバイトすることになりました。バイト先でのストレス、不満は全部先生に聞いてもらっていました。毎回同じ事を言ってたと思いますが、聞いてくれて、その度になぜか褒めてくれました。

私の成長をみてくれてるんだと感じて、自信とやる気と安心感が得られました。
ほぼ愚痴で、まあまあ口悪く暴言並の事も言ってました。聞いてくれる人がいるって思うだけでも落ち着くし、そう思っていたら、気になる事や不安悩みもどうでもいいときり返えられることもほんの少しですが出来るようになりました。

外に出ることにも慣れて、友達とも会えるようになりました。ただ遊んでいるのに楽しいことをしているのに急に過去のことを思い出して不安になり、忘れ物どっかにしてきたんじゃないか、また何か失敗して前みたいになるんじゃないか、今は楽しく遊んでるけど、また怖いことが起きるとか根拠のない不安にかられます。そんな、人には堂々と相談できないことを先生に伝えてました。

治療でどうなってるか分からないけど、それを聞いて、身体を良くしてくれているのかなと思います。もう、身体のどこが痛いというのじゃなくて、心が痛いってことが多かったので。

人の目も気になるし、知っている人に会いたくないし、知らない人なのに、目の錯覚で知っている人と思って心臓が口から飛び出してくるんじゃないかぐらいにドキッとして、もう自分が恥ずかしくて人から今何してるの?って聞かれないかと常にビビリ・・生きてくのがこんなにも大変なことかと思います。

資格も取り、仕事し始めるときも、ずっと出勤前はゲーゲー吐きそうになりながら家をでていました。
けど、ゲーゲーしながらも出勤出来るようになったんです。前はゲーゲーしてるし、外には出れないし何も出来なかったので少し良くなったのかなと思います。
病気して、ある日突然元気になってやる気も出るってことはなかなか無いです。少しずつ、吐気、泣きわめきながら前に進んでないような進んでるような感じから始まって、だんだんやれることが増えてきます。

私は今も急に不安になり時が止まったかのようにボーっとしてパニックになるときがありますが、考えても仕方ない。今良い状態だったら良い。考えてる不安が実際に来てから考えようと思うように言いきませてます。

思い通りに思考がいかないときもありますが。完全に治るのはいつになるか分かりませんが、(病気は治ってると言いきかせば良いんだと思います。思い込みが大切だと)この思考回路とうまく付き合いながら、治療を受けて良くなっているので、あせらず生きていけば、良いようになると思います。

※これらはあくまで個人の体験談であり得られる結果には個人差があります。

院長武田からの喜びのコメント

Tさんまずは就職おめでとうございます。ここまで来るのには非常に長い苦労がありました。
大学を出てから引きこもりを4年ほど続けていました。お母さんに聞くと一日中布団の中にうずくまっていたようでしたね。
そんな時にお母さんの勧めで当院に来てくれました。


最初は本当に元気がなく何を言っても上の空でした。病院には行っていました思わしくなくふさぎ込んでいる状態でした。
そこでここまで至った経過や自分の思いなどを詳しく聞かせて頂きました。その上で体に起きている変調を施術していきました。
そうすると今まで心の奥底に閉じ込めていた感情がたくさん出てきました。心にたまっている苦しい思いが吐き出せるようになってくるとだんだんと顔の表情がよくなってきました。
さらに自律神経のバランスが崩れていましたのでそれらを自律神経整体で整えていきました。
これらに加えて食事療法や思考パターンの改善などを行っていきました。


そうしたところずっと引きこもりだったのがだんだんと外に行けるようになってきて、次の行動意欲も湧いてきました。
そこでアルバイトを始めたのですが、すぐにはうまくいきませんでした。自分のからだの事に加えて社会に適応していかなくてはなりません。浮き沈みのある状態を繰り返しながらだんだんとアルバイトもできるようになってきました。
本当にTさんには私も頭が下がる思いです。これほどまでにしんどい状態だったのにもかかわらず、常に前向きに一歩一歩進んでいくことをあきらめなかった気持ちは素晴らしいものがあります。
この気持ちを持ち続けられたのがTさんが元気になった秘訣だと思います。それにはお母さんの存在も大きかったです。口数は少ないですが常にTさんを支えていました。このお母さんの存在がTさんの心の支えになっていたのだと思います。

でも回復途中には必ずと言っていいほど停滞期や落ち込む時があります。良くなってきた時ほど調子が悪くなると以前よりもショックが大きいです。Tさんもそんな時期はありました。その都度「もう生まれてこなければよかった」などの言葉をお母さんに吐いたこともあります。
そんな時こそきっと良くなると信じる気持ちが大事です。そして小さな成功を積み重ねるようにします。そうすれば心の苦しみが薄皮を一枚一枚はがすように減っていきます。
こうしてTさんも元気を取り戻し社会復帰をしていきました。今では資格も取って正社員として働いています。
いまでも定期的に整体に来てくれます。毎回社会人として成長していく姿を見せて頂けるのですごくうれしいです。プライベートも充実してきていい話も出ているようです。これからも元気に過ごせるようにサポートさせて頂きますね。