インナーマッスルをきたえる
腰の骨の周りには大腰筋という太くて長い筋(腰椎から股関節までいっている)や
多裂筋(たれつきん)という小さい筋まで色々あります。
それらはインナーマッスル(深層筋)といって腰椎を安定させる働きが
あります。
腰痛が長いこと続いている方はこの筋群が痛みのために
カチカチに固くなって、うまく働いてくれなくなっています。
そのため腰椎が不安定となってズレや痛みを引き起こし易くなるのです。
それらの運動の方法は色々ありますが、いくつか紹介します。
①まず膝を立てて寝ます。
片方の足を反対の膝に乗せます。
そして乗せた足を前後に動かします。
この時に足が落ちないようにしてください。
そしてできるだけ足はお腹の方まで曲げてください。
これを左右20〜30回行います。
②セラピーポールという直径15cmほどのポールに
背中をつけて寝ます。
このとき頭と腰はポールに乗るようにします。
(ポールはスポーツ用品店やホームセンターなどでも最近売ってます)
はじめはここに寝るだけでもグラグラすると思います。
ここで大切なことはできるだけ肩の力を抜いてリラックスすることです!
そうするだけでもインナーマッスルがゆるんで働きやすくなります。
次にこのまま深呼吸を20回ほど行います。
その後は人によって違うのですが
手の上げ下げや、足を交互に屈伸したり体を左右に倒します。
こうすることによりさらにインナーマッスルが働きやすくなります。
インナーマッスルが働いて体の中心が安定すると次のような
効果があります。
①手足が軽くなる
②肩こりが軽くなる
③痛みが軽くなる
④お腹の調子が良くなる
⑤立ったり・歩くのが楽になる
など色々あります。